Skip to content

s-3-220801

歯科医師の仕事

 歯科医師は、歯、歯ぐきなど口の中の病気やあご、唇など顔、口の周りの病気の治療を行います。また、失われた歯を金属や入れ歯などでおぎない食べる機能(口腔機能)の回復を行います。さらに、病気にならないように予防、管理していくことも歯科医師の重要な役割の一つです。その他に学校や市町村、企業などに出かけ歯科健診や歯科保健指導などを行っています

歯科で行われる治療には次のようなものがあります。

むし歯(う蝕)や歯ぐきの病気(歯周病)の治療。かけた歯や抜けたところをかぶせたり、取り外しのできる入れ歯を入れる治療(補てつ治療)。口の中のできもの(腫瘍など)やあごの骨が折れた時の外科治療。受け口や出っ歯などいろいろな歯並びを治す矯正治療などがあります。

最近では、歯がぬけたあごに人工の歯根を植えるインプラント治療、歯を白くしたり美しく整える審美歯科治療も行われています。また、通院することがむずかしい患者さんの自宅などで歯科治療を行う訪問診療も増えてきました。

 

歯科医師になるには

歯科医師になるためには、大学の歯学部6年制を卒業して、厚生労働大臣が施行する歯科医師国家試験に合格する必要があります。

 

歯科衛生士とは

 お口の健康づくりと口腔ケアで、健康な生活をサポートする生涯にわたって人の役に立つ仕事です。歯科衛生士の仕事には次のようなものがあります。「歯科予防処置」歯こうや歯石など、口の中の汚れを専門的にお掃除したり、フッ素などの薬物塗布によりむし歯や歯周病などの予防処置を行います。「歯科診療の補助」歯科診療は、「チーム医療」として行われています。歯科衛生士は歯科医師の診療を補助し協働で患者さんの診療にあたります。「歯科保健指導」むし歯や歯周病は生活習慣病と言われています。歯科衛生士は歯ブラシの使い方や食事・栄養・禁煙指導など、患者さんが正しい生活習慣やセルフケアを身に付けるための専門的な保健指導を行っています。

歯科衛生士なるには

 高等学校を卒業後、歯科衛生士を養成する機関(専門学校、短期大学、大学)において、歯科衛生士になるための知識や技術を習得し、卒業すると国家試験(歯科衛生士国家試験)の受験資格が得られます。養成機関は、3年制または4年制(大学)となっています。

 

歯科技工士 

 歯科技工士は、入れ歯、歯の被せ物、歯の詰め物、矯正装置、スポーツのマウスガードなどの作成や加工、修理を行います。高度な精密技工技術と繊細な審美感覚が求められる仕事です。口の中に技工物を入れることによって、食べる、話をするといった口腔機能を回復することができます。歯科技工士の仕事は、歯科医療を支え、人々の健康と幸福に貢献できる仕事です。

歯科技工士になるには

 高等学校を卒業後、歯科技工士教育機関に入学し、2年以上学んで必要な知識と技能を習得すると、歯科技工士国家試験の受験資格が得られます。養成機関には、二年制・三年制の専門学校や、四年制の大学、二年制の短大があります。

 

 

歯科助手とは

 歯科助手は、歯科医師や歯科衛生士の治療がスムーズに進められるように、器具や材料を準備したり、診療中、器材をタイミングよく手渡しするなど、診療のアシスタントをする仕事です。また、受付として会計や患者さんの予約管理、カルテ管理、誘導などを行います。その他、治療器具の洗浄、院内の清掃、保険請求業務など歯科医院の業務全般に携わります。

歯科助手になるには

 地域歯科医師会で主催される歯科助手資格認定講習会や民間の通信講座などを受講し歯科助手の資格を取得します。長野県歯科医師会主催の講習会では日本歯科医師会認定の歯科助手乙種第二の資格を取得することが可能です。歯科医院に勤務しながら資格を取得することも可能です。

©2022  長野県歯科医師会